コンテンツにスキップ

2. 利用方法

Info

商用アプリケーションの学内利用に際し、ライセンスの利用制限を設けております。ライセンスを占有しないようご協力ください。
ライセンスの占有・長時間利用を確認した場合、予告なくライセンス利用を停止することがあります。
詳細についてはライセンスの制限内のライセンス数の制限についてをご参照ください。

2.1. TSUBAMEでの使用方法

2.1.1. インタラクティブ実行

ログイン方法を参考にログインノードにログイ ン後、インタラクティブノードを利用したX転送を 参考にノードをX転送付きで確保するか、Open OnDemandを利用して計算ノードにログインしてください。
以下以降の例では、全て計算ノードにログインした状態で行います。
X転送にはGL対応のXサーバーをご使用ください。ご自身の環境がGL対応か不明な場合、Open OnDemandの利用を推奨します。

コマンド実行例
下記は、2時間接続で、インタラクティブノードとしてr1n1が割り当てられた場合の例です。
コマンド実行時に空いているノードがランダムに割り当てられます。特定のノードを指定することはできません。

#qrshの実行
$ qrsh -g [TSUBAMEグループ] -l cpu_4=1 -l h_rt=2:00:00
Tue Apr 02 08:17:19 JST 2024
r1n1:~>

r1n1:~> module load ansys
#以下はANSYS Workbenchの起動例
r1n1:~> runwb2

2.1.2. ANSYS Workbenchの起動

ANSYSのほぼ全てのソフトウェアはANSYS Workbenchに統合されており、ANSYS Workbench上でモデリング、メッシュ生成、解析、評価などの一連の操作をGUIで行うことが可能です。 ANSYS Workbench を起動する場合は、moduleコマンドでANSYSのmoduleをロードしたうえで、以下のコマンドを実行します。

$ runwb2

終了する場合は[File]-[Exit]をクリックします。
ANSYS Workbenchのコマンドの詳細は、ANSYS Workbench Helpの「Command Line Execution of ANSYS Workbench」をご覧ください。

2.1.3. バッチジョブスケジューラーへのジョブ投入

ジョブの投入方法については、「TSUBAME4.0 利用の手引き」をご参照ください。
下記がバッチジョブスクリプトの例です。Fluentを例に挙げています。
その他のプログラムで解析を行いたい場合は、最終行のコマンドを使用したいプログラムの実行コマンドに置き換えてください。
詳細は各章の「バッチジョブスケジューラーへのジョブ投入」をご参照ください。

ジョブスクリプトの例(sample.sh)
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -l node_f=2
#$ -l h_rt=0:30:0

#moduleのロード(ANSYS24.1の場合)
module load ansys

#作業ディレクトリの指定
export base_dir=$HOME/work

cd ${base_dir}

#ANSYSプログラムの実行(下記はFluentの例)
fluent -g 3ddp -mpi=intel -cnf=${PE_HOSTFILE} -i sample.jou

以下のコマンドでジョブを投入します。

$ qsub -g [TSUBAMEグループ] sample.sh

2.2. Windowsでの使用方法

WindowsにインストールしたANSYS Workbenchは以下のように起動します。

例:Windows10にインストールしたANSYS24.1を起動する場合
[スタート] - [ANSYS 24.1] - [Workbench 24.1]

ANSYSのインストールに関しましては、商用アプリケーションの学内配布を参考に申請を行って下さい。

2.3. ライセンス利用状況の確認

以下のコマンドにより確認を行います。

ライセンス利用状況の確認コマンド

$ lmutil lmstat -S ansyslmd -c *****@kvm5:*****@kvm6:*****@ldap2

Info

ポート番号はアプリケーション有効化(TSUBAME4)で購入後に参照可能です。
/apps/t4/rhel9/isv/ansys_inc/t4-license
ポート番号は毎年4月中旬頃変更されます。

尚、ライセンスの公平な利用のため、下記の制限を適用しております。
商用アプリケーションの各種制限