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2. Apptainer 古いコンテナ向け互換ライブラリ

Warning

下記のサービスは実験的サービスとして公開しています。正式なサポートはありません。
また、予告なく動作しなくなる・公開終了する可能性があります。

Apptainerのfakeroot機能を利用してコンテナのビルド・編集を行う際に、 TSUBAME4(RedHat Enterprise Linux 9)のglibc(2.34)よりも古いバージョンのglibcを利用しているコンテナでは glibcの互換性に関するエラーが発生します
本モジュールではfakeroot操作に使われるプログラムをRedHat Enterprise Linux 8(glibc 2.28)相当のものに置き換えることで、 glibc 2.28~2.33を利用しているコンテナイメージにおいて、fakerootの利用を可能にします。

2.1. 対応環境

以下のディストリビューションを元にしているコンテナイメージでfakerootの利用が可能になると思われます。

  • Ubuntu 18.10~20.04
  • RedHat Enterprise Linux / AlmaLinux / Rocky Linux 8.x

2.2. 利用方法

apptainerの利用前に以下のコマンドを実行することで、fakerootの利用が可能になります。

[rNnN]$ module load apptainer-olderenv

Warning

上記モジュールはシステムが利用する一部のライブラリを意図的に古いものに置き換えます。
fakeroot関係のエラーを回避する際に、最小限の利用にとどめ、必要ないときにはロードしないようにしてください。

モジュールのロード後は apptainer build などのコマンドを通常通り実行してください。