1. Webアプリケーション起動スクリプト¶
Warning
下記のサービスは実験的サービスとして公開しています。正式なサポートはありません。
また、予告なく動作しなくなる・公開終了する可能性があります。
Warning
ログインノードに負荷がかかるため、以下のような使い方は禁止されています。
- 計算ノードを確保せずにログインノードで Jupyter および code-server を動作させること
- VS Code Server などの機能で外部からTSUBAMEのログインノードに接続すること
TSUBAMEの計算ノードで Jupyter および code-server などのWebアプリケーション起動操作を簡略化するためのスクリプトです。
TSUBAMEの計算ノードでこれらのWebアプリケーションを利用する場合、SSHのポートフォワーディング設定が必要となります。
ポートフォワーディングに必要な処理を半自動化するスクリプトを実験的に公開しておりますので、適宜ご利用ください。
Info
本ページのコマンドライン例では、以下の表記を使用します。
[login]$ : ログインノード
[rNnN]$ : 計算ノード
[login/rNnN]$ : ログインノードまたは計算ノード
[yourPC]$ : ログインノードへの接続元環境
1.1. Jupyter Lab / Notebook¶
Note
Jupyter Labについては、Open OnDemand 経由でも利用できます (Open OnDemand経由の方が比較的簡単です)
1.1.1. Jupyter環境の準備¶
Jupyter Lab もしくは Jupyter Notebookを利用できるようにします。
TSUBAMEで用意されている Jupyter Lab を利用する場合は、以下のコマンドでモジュールをロードしてください。
[rNnN]$ module load jupyterlab
カスタマイズした環境で利用したい場合など、TSUBAMEの jupyterlab
モジュールを利用したくない場合は、個別にインストールしてください。
なお、 jupyterrun
コマンド実行時のモジュールのロード状況およびVirtualEnvを継承しますので、適宜ご利用ください。
[login/rNnN]$ python3 -m pip install --user jupyter
1.1.2. Jupyterのパスワード設定(任意・推奨)¶
下記コマンドで Jupyter 環境のパスワードを設定します
[login/rNnN]$ jupyter notebook password
1.1.3. サーバの起動¶
以下のような流れでサーバを起動できます
$ module load jupyterrun
Loading experimental modules
$ cd path/to/notebook # ノートを保存する場所
$ jupyterrun -l cpu_4=1 -l h_rt=00:10:00 -g groupname # もしくは ijupyterrun (インタラクティブジョブ専用キュー)
To enable port forwarding, execute this command in another terminal:
ssh -l ux00000 -L 8888:r1n2:12345 login.t4.gsic.titech.ac.jp
Then, you can connect to http://localhost:8888/
jupyterrun
コマンドには qrsh と同じコマンドライン引数が必要です。
インタラクティブジョブ専用キュー(iqrsh)を利用する場合は、 ijupyterrun
コマンドを利用してください。
1.1.4. ポートフォワーディング¶
上記とは別のターミナルで、上記メッセージにあるコマンド(もしくはそれと同等のもの)を実行します。
Note
表示されるパラメータは毎回変わります
1.1.5. ブラウザからの接続¶
ブラウザで http://localhost:8888/ に接続すると、計算ノード上のJupyterに接続できます。
1.1.6. ジョブの終了¶
ブラウザでQuitを選択するか、サーバの起動を行ったターミナルで Ctrl-C を2回入力することでジョブが終了します。
1.2. Code Server¶
Info
Code Server については、Open OnDemand 経由でも利用可能です。
利用手順についてはこちらを参照してください。
1.2.1. Code Server環境の準備¶
Code Serverを利用できるようにします。
TSUBAMEで用意されている Code Server を利用する場合は、以下のコマンドでモジュールをロードしてください。
[rNnN]$ module load code-server
カスタマイズした環境で利用したい場合など、TSUBAMEの code-server
モジュールを利用したくない場合は、個別にインストールしてください。
1.2.2. Code Serverの接続パスワード設定¶
Code Serverでは初回起動時にパスワードの設定ファイルが作成されます。
一度 code-server
コマンドを実行し、Ctrl-Cで停止することで、設定ファイルが作成できます。
任意のパスワードに設定する場合は、 ~/.config/code-server/config.yaml
ファイルを適宜編集してください。
1.2.3. サーバの起動¶
以下のような流れでサーバを起動できます
$ module load jupyterrun
Loading experimental modules
$ csrun -l cpu_4=1 -l h_rt=00:10:00 -g groupname # もしくは icsrun (インタラクティブジョブ専用キュー)
To enable port forwarding, execute this command in another terminal:
ssh -l ux00000 -L 8888:r1n2:12345 login.t4.gsic.titech.ac.jp
Then, you can connect to http://localhost:8888/
Use the following password: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
csrun
コマンドには qrsh と同じコマンドライン引数が必要です。
インタラクティブジョブ専用キュー(iqrsh)を利用する場合は、 icsrun
コマンドを利用してください。
1.2.4. ポートフォワーディング¶
上記とは別のターミナルで、上記メッセージにあるコマンド(もしくはそれと同等のもの)を実行します。
Note
表示されるパラメータは毎回変わります
また、Code Server初回起動時以外は、設定した接続パスワードが画面に表示されますので、適宜ご利用ください。
1.2.5. ブラウザからの接続¶
ブラウザで http://localhost:8888/ に接続すると、計算ノード上のCode Serverに接続できます。
1.2.6. ジョブの終了¶
サーバの起動を行ったターミナルで Ctrl-C を1回入力することでジョブが終了します。