3. Open OnDemand の使い方¶
Open OnDemand の使い方について説明します。
3.1. 画面構成とメニューバー¶
画面上部のメニューバーの使い方について説明します。
3.1.1. ファイル操作¶
メニューバーの Files から Home Directory を選択すると、TSUBAMEのホームディレクトリが表示されます。
画面上のボタンから、基本的なファイル操作が行えます。
ボタン | 操作 | 説明 |
---|---|---|
Open in Terminal | ターミナル | 新しいタブで TSUBAME のターミナルを開く |
Refresh | リフレッシュ | 再描画 |
New File | ファイル作成 | 新規ファイル作成 |
New Directory | ディレクトリ作成 | 新規ディレクトリ作成 |
Upload | アップロード | ファイルのアップロード |
Download | ダウンロード | リストから選択したファイルのダウンロード |
Copy/Move | コピー/移動 | リストから選択したファイルのコピー、移動 |
Delete | 削除 | リストから選択したファイルの削除 |
Change directry | ディレクトリ移動 | ディレクトリの移動 |
↑ | ペアレントディレクトリ移動 | ひとつ上のディレクトリに移動 |
Copy path | パスコピー | カレントディレクトリのパスをコピー |
3.1.2. TSUBAMEへのログイン¶
Clusters > TSUBAME cluster Shell Access を押すと、TSUBAME にターミナルでログインすることができます。ターミナルは複数開くことができます。
TSUBAME からログアウトしてターミナルを終了するには、exit を入力し、ブラウザのタブを閉じてください。
Tips
ターミナルは一定時間入力がないと、自動的に切断されます。回避方法はこちらをご覧下さい。 TSUBAME4で作業中にセッションが切れてしまいます
3.1.3. Interactive Apps¶
Interactive Apps の使い方については、3.2. Interactive Apps をご覧下さい。
3.1.4. セッション管理¶
My Interactive Sessions では、自分のセッションを表示することができます。
各セッションの Delete を押すと、セッションを終了することができます。
Tips
ブラウザの幅が狭くなると、メニューバーの My Interactive Sessions の文字列がなくなり、アイコン表示だけになります。
3.1.5. ヘルプとリスタート¶
Help を押すと、マニュアル表示とリフレッシュができます。
Open OnDemand に不具合がある場合は、まず Restart Web Server を試してみてください。
3.1.6. ログアウト¶
Open OnDemand からログアウトするには、メニューバーの Log Out を押してください。
Warnning
Log Out を押さずにブラウザを閉じてしまうと、Open OnDemand のセッションが一定時間残り続けます。この場合、再度 Open OnDemand にログインしようとした際に不具合が発生する恐れがあります。Open OnDemand を終了する際は、必ず Log Out を押してください。
3.2. Interactive Apps¶
TSUBAME4.0のOpen OnDemandでは、以下の3つのInteractive Appsが利用可能です。
- TSUBAME Desktop (xfce)
- Jupyter
- code server
各Interactive Appsは、実行タイプによって更に2種類に別れます。
- 通常の計算ノードを利用(従量・予約)
- インタラクティブジョブ専用キューを利用(※ 名称に interactive が含まれています )
実行タイプによる差異は以下の通りです。
実行タイプ | 通常の計算ノードを利用 | インタラクティブジョブ専用キューを利用 |
---|---|---|
利用形態 | 有償 | 学内無償・その他 有償 |
資源タイプ | 指定可能 | インタラクティブジョブ専用キュー (物理CPUコア数 24コア, 96GBメモリ, 1MIG(GPU数 1/2)の資源を最大12名で共有利用します。 ) |
利用ノード数 | 指定可能 | 1ノード固定 |
優先度指定 | 可 | 不可 |
予約 | 可 | 不可 |
以下に、Interactive Apps の利用手順を示します。
Info
本利用手順で紹介するスクリーンショットは基本的にTSUBAME Desktop (xfce)使用時のものです。
アプリケーションによる設定内容の違いはないため、適宜読み替えてください。
3.2.1. アプリケーション・実行タイプの選択¶
画面中央下のPinned Apps から、利用したいアプリのアイコンをクリックします。
利用環境の設定画面に移動します。
3.2.2. 利用環境の設定¶
利用環境項目を設定し、Launch ボタンを押下します。リクエストがジョブとして投入されます。
項目名 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
Select resouce type | 資源タイプ | 希望の資源タイプを選択します |
Number of Request resources | 資源数 | 希望のノード数 |
TSUBAME group | グループ | TSUBAMEグループを指定します |
Maximum run time(hh:mm:ss) | 使用時間 | 予定の使用時間を最大値で設定(途中終了可) |
Priority Option | 優先度 | 優先度を指定する |
Reservation Number (AR ID) | 予約番号 | 予約を使用して実行する場合は予約番号(AR ID)を指定 |
Info
インタラクティブジョブ専用キューを利用する場合、「TSUBAME group」および「Maximum run time」のみ設定可能です。
Info
インタラクティブジョブ専用キューは、学内ユーザ(tgz-edu)とアクセスカードユーザに限り無償で実行可能です。
無償利用する場合、「TSUBAME group」に「Free」を指定してください。
グループを指定した場合、対象グループに対して課金が発生しますのでご注意ください。
Info
予約が使用できる資源タイプは、node_f, node_h, node_q, node_o のみです。
3.2.3. アプリケーションの起動¶
リクエストはジョブとして投入され、指定したリソースが割り当てられるとセッションが Running になります。Queued の場合は、実行待ちですので、しばらく待ってから状態を確認して下さい。
セッションが Running になったら、「Launch アプリ名」をクリックするとアプリケーションが起動します。
Info
「Compression」「Image Quality」はTSUBAME Desktopでのみ表示されます。
Info
View Only (Share-able Link) を押すと、新しいタブで X のデスクトップのコピーが開きます。
画面操作はできませんが、先ほどのデスクトップがミラーリング表示されます。このタブのURLをメール等で送信することで、簡易的に画面共有やモニタをすることができます。
以下に、各アプリケーションの初期画面を示します(実行タイプによる差異はありません)。 利用方法などについては各公式サイトをご参照ください。
-
TSUBAME Desktop (xfce) 公式サイト: https://www.xfce.org/?lang=ja
-
Jupyter 公式サイト: https://jupyter.org/
-
code server 公式サイト: https://coder.com/docs/code-server
3.2.4. セッションの削除¶
各アプリケーションを終了する場合、ブラウザの該当タブを閉じ、セッション一覧から該当セッションを Delete します。
終了すると、このセッションは Completed になります。また、指定した使用時間を経過した場合も Completed になります。
Completed になったセッションは一定期間後に自動的に一覧から削除されます。すぐに削除したい場合は、Delete を押してください。