1. TSUBAME3.0概要¶
運用終了
TSUBAME3 は既に運用を終了しています。 TSUBAME4 のマニュアル類はこちら
1.1. システム概念¶
本システムは、東京工業大学における種々の研究・開発部門から利用可能な共有計算機です。 本システムの倍精度総理論演算性能は12.15PFLOPS、総主記憶容量は135TiB、磁気ディスク容量は15.9PBです。 各計算ノード及びストレージシステムはOmni-Pathによる高速ネットワークに接続され、また現在は20Gbpsの速度でインターネットに接続、 将来的にはSINET5を経由し100Gbpsの速度でインターネットに接続される予定です(2019年5月時点)。 TSUBAME3.0の全体概念を以下に示します。
1.2. 計算ノードの構成¶
本システムの計算ノードはSGI ICE XA 540ノードで構成されたブレード型大規模クラスタシステムです。 1台の計算ノードには、Intel Xeon E5-2680 v4(2.4GHz、14core)を2基搭載し、総コア数は15,120コアとなります。 また、主記憶容量は計算ノードあたり256GiBを搭載し、総主記憶容量は、135TiBとなります。 各計算ノードは、Intel Omni-Pathインタフェースを4ポート有しており、Omni-Pathスイッチによりファットツリーで接続されます。
TSUBAME3.0のマシンの基本スペックは次の通りです。
演算部名 | 計算ノード 540台 |
ノード構成(1台あたり) | |
CPU | Intel Xeon E5-2680 v4 2.4GHz× 2CPU |
コア数/スレッド | 14コア / 28スレッド×2CPU |
メモリ | 256GiB |
GPU | NVIDIA TESLA P100 for NVlink-Optimized Servers ×4 |
SSD | 2TB |
インターコネクト | Intel Omni-Path HFI 100Gbps? ×4 |
1.3. ソフトウェア構成¶
本システムのオペレーティングシステム(OS)は、下記の環境を有しています。
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP2
OS構成は、サービス実行形態に応じて動的に変更されます。
また、本システムで利用可能なアプリケーションソフトウェアに関しては、 ISVアプリケーション、フリーウェアを参照ください。
1.4. ストレージ構成¶
本システムでは、様々なシミュレーション結果を保存するための高速・大容量のストレージを備えています。 計算ノードでは高速ストレージ領域としてLustreファイルシステムにより、HomeディレクトリはGPFS+cNFSによりファイル共有されています。 また、各計算ノードにローカルスクラッチ領域として2TBのSSDが搭載されています。 本システムで利用可能な、各ファイルシステムの一覧を以下に示します。
用途 | マウント | 容量 | ファイルシステム |
---|---|---|---|
Homeディレクトリ 共有アプリケーション配備 |
/home /apps |
40TB | GPFS+cNFS |
高速ストレージ領域1 | /gs/hs0 | 4.8PB | Lustre |
高速ストレージ領域2 | /gs/hs1 | 4.8PB | Lustre |
高速ストレージ領域3 | /gs/hs2 | 4.8PB | Lustre |
ローカルスクラッチ領域 | /scr | 各ノード1.9TB | xfs(SSD) |